
「気功とヨガはどう違うのですか?」といった質問をいただくことがあります。
結論から言うと、気功とヨガは本質的には同じものです。
ヨガではプラーナと言いますが、これはまさに「気」のことです。
気功もヨガも「気」を扱うわけです。
ただし、その手法が異なります。
おそらく、発祥や地域性が関係して、各々別の道で発展していったと考えられます。
ヨガや気功に限らず、元々、「気」は世界中の地域で活用されていました。
キリスト教でもイエスが人々の難病を気功のようなもので治したという記録もあります。
ヨガはご存知の通り、インドで独自の発展をし、日本などに普及したわけですね。
日本で有名なヨガは、「ハタヨガ」「クンダリニーヨガ」「ラージャヨガ」があります。
ハタヨガは、よく見かける教室やスクールでやっている健康体操的な要素のあるヨガです。
元々は、長時間の瞑想に耐えられる体づくりの目的でハタヨガができたそうです。
その次のレベルに行くと、クンダリーニヨガをやるわけですが、まさにこのヨガは、情報空間に働きかけるという点で、本質的に気功と同じものだといえます。
気功も情報空間への働きかけが肝となっています。
ちなみにラージャヨガは「瞑想」が中心のヨガです。
もちろん、気功でも瞑想は扱います。
ヨガも気功も、調心・調息・調身の通り、心と呼吸と身体の使い方はいずれも重視しています。