AとBは「同じ色である」と言ったら信じるでしょうか?
あなたが観ている世界は「幻」であるとか、「間違って」観えていると言ったら信じるでしょうか?
「いやいや、私はちゃんとありのままの世界を観てるよ」と思うかもしれません。
では、画像を観てください。
AとBは「同じ色」に観えますか?
「はあ〜?何をふざけたことを!違う色に決まってるじゃないか!」と思うかもしれません(笑)。
が、残念ながら同じ色なんですよ。
これはMITの視覚科学の教授Edward H. Adelsonが1995年に発表した錯視です。
なぜ、同じ色なのに、わたしたちは違った色に観えるのか?
理由は、わたしたちの脳が「手抜き」をしているからです。「テキトー」に観ちゃってるんですね。
どうしてテキトーに観てるのか?
それは「記憶」のせいなのです。人間の記憶によって「あ〜まあ影がある場合はだいたい暗いはずだよね」と、「勝手」に「自動的」に「違う色」だって判断しちゃうんです。本当は同じ色だとしてもです。
脳はいつも全力で稼働してると消耗して疲れてしまうんですね。
だから、「まあだいたいでいいや」って手抜きして世界を観ることにしちゃったのです。
たとえば、恋愛でいえば、あなたが「美人」「イケメン」だと思ってる人は、もしかしたら違うかもしれません。逆に、美人やイケメンでないと思ってる人が実は美人やイケメンかもしれません(笑)。
スポーツや勝負事では、「相手は強い」と観えたが、それは錯覚かもしれません。実は「弱い」のかもしれないし、逆に、「弱そう」と思った相手は「強い」のかもしれないのです。
ビジネスでも、「できない」と観えるかもしれない社員が、それは錯覚で実は「できる」社員かもしれません。
で、なぜ、このようなことを言いたいかと言うと、「現実ってのを疑ってほしい」ってことです。
あなたが観てる世界は、現実のようで現実でないのです。だって、脳が手抜きしてテキトーに観てるんですから、「正しく」認識なんてできっこないのです。どうあがいても。
さらに言うなら、脳の「記憶側」を変えてしまえば、「観える」世界も変わってくるってことでもあります。
そんなことができるのか?というとできちゃうから不思議なんですよね。
クライアントが次々に成功していくのも同じ原理なのです。脳側が変われば観える世界がまったく変わってしまうのですから。
参考までに。